出会い系でオラオラ系と会って人生が変わった
私は昔から大人しく、図書室がお友達というような子でした。
小、中と同級生とはあまり関わらなかった私ですが、高校入学と共に変わりたいと強く思い今までにない明るい私を頑張りました。しかし、その先に待っていたのは女の面倒ささや親の病気でした。
せっかく出来た友達とも男関係で揉める。クラスメイトのシカト。家に帰れば親のアル中。もうそんな生活が嫌になった私は思いきって出会い系サイトに登録をしてみました。
最初は登録しても何も来ませんでしたが写メを登録すると沢山の人からメッセージが届きました。そんな中から気になるメッセージに返信をしていくと返信をしてない同じ人からまたメッセージが...
「ねー会おうよ。会いたいんだけど。ねー見てる?」
と次々に送られてきます。。これがオラオラ系男子か...と思いながらも気になっている自分が居ました。
「メッセージありがとうございます。今日登録したばかりで、すぐに会うとかは怖いんですがメールからとかではだめですか?」
と普通のメールから初めました。もちろん彼も承諾してメールをするようになったのですが、そこはやはりオラオラ系男子。
やはり会いたいと何度も言われ、彼の写メも貰っていたのでしぶしぶ会う事になりました。とりあえず移動手段のない私は彼が車で迎えに来てくれるというので目印の駅まで向かいました。
すると何やら怖そうな車が1台停まっているではありませんか。ただでさえ田舎...まさかね...と思いながらもキョロキョロと見渡すと私の名前を呼ぶ声がその車からするじゃないですか...恐る恐る行くと写メに似た顔がそこにありました。
身長は思ったより低いものの、顔は写メとはあまり変わらず、華奢な身体でメールから想像していたオラオラ系には全く見えない優しい笑顔がそこにはありました。
彼に乗るように催促され私はオドオド車に乗るとカラオケに連れて行ってくれました。私の不安を消すためか、そこでは彼の後輩らしき人も合流して、初めこそ怖かったもののとてもノリのある楽しい方達でした。カラオケが終わると大きいバイクでドライブにも連れて行ってもらい、そのままご飯を食べに行きました。後輩もとても優しくて今までに経験した事がない楽しさに魅了されました。
最後には夜景の綺麗な所に連れて行って貰って「付き合って下さい」と言われました。
早いなとは思いましたが彼の私を楽しませてあげるとでもいうような態度に私は「お願いします」と伝えました。オラオラ系男子こそ怖い人ばかりと思っていた私は恥ずかしくなりました。
オラオラ系男子と聴こえは悪いかもしれませんが、真っ直ぐなだけな人達も多いんだと思います。彼とは別れましたが今では良い思い出です。彼との出会いがあったから、嫌な生活が耐えれたのだと今でも思っています。